コラム

バーンアウト(燃え尽き症候群)とは?原因と対策、心身の健康を取り戻す方法を解説

燃え尽き症候群(以下、バーンアウト)とは、長期的なストレスによって心身が疲弊し、意欲や集中力が低下する状態を指します。主な原因は過度な仕事量や人間関係のストレス、仕事と私生活のアンバランスなどがほとんどです。無気力や慢性的な疲労感など深刻な症状が出るため、仕事や生活に大きな悪影響を及ぼします。本記事ではバーンアウトの原因と対策、心身の健康を取り戻す方法を解説します。バーンアウトの症状を疑っている方は、ぜひお読みください。

バーンアウトの原因

働き方改革が推進されたとはいえ、競争が激しい日本社会では厳しいノルマやプレッシャーにさらされているビジネスパーソンが少なくありません。真面目な人ほど「期待に応えよう」「ライバルに差をつけたい」と、ついつい頑張り過ぎてしまうことも。こうした過酷な環境で休む暇もなく働き続けることで、心身のバランスが崩れてしまうことがバーンアウトの主な原因です。
 
特に完璧主義や強すぎる責任感を持つ人は自分に高い目標を課するあまり、過度なプレッシャーを感じやすくなります。また、自己評価が低く、自分の能力を過小評価する傾向がある人も、バーンアウトのリスクが高まります。
 
また、劣悪な職場環境も原因の一つ。例えば、ブラック企業でパワハラ上司から過度な圧力をかけられたり、役割が曖昧で権限の不足していたり、不公平な扱いをされたりすると、バーンアウトを引き起こすリスクが高まります。

バーンアウトの症状


バーンアウトの症状は、身体面、精神面、行動面などに現れます。身体的症状としては、慢性的な疲労感、不眠、頭痛、胃腸障害など。十分な休養を取っても疲れが取れない状態が続くことが特徴です。
 
精神的症状としては、仕事への意欲の低下、集中力の低下、無力感などが代表的。仕事に対する達成感や充実感が得られなくなり、自己効力感が低下します。また、不安感や抑うつ感が高まることも。
 
行動面では、仕事のパフォーマンスが低下し、ミスが増えたり、締め切りに間に合わなかったりするようになります。また、欠勤や遅刻が増えたり、離職願望が強くなったりすることも。人間関係においては、同僚や顧客との関わりを避けるようになったり、対人トラブルが増えたりするケースもあります。

バーンアウトの予防策

では、バーンアウトを防ぐためにはどうすればいいのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

ストレス管理

バーンアウトを予防するためには、まずストレス管理が欠かせまん。深呼吸、瞑想、ヨガなどのリラクゼーションや運動、趣味を取り入れることをおすすめします。自分なりのストレス発散法を見つけ、定期的に実践することで、ストレスを軽減できるでしょう。

ワークライフバランスを保つ

オンとオフのメリハリをつけ、ワークライフバランスを適切に保つことも欠かせません。日頃から、できるだけ残業しないよう効率的に仕事を進めたり、休日は仕事のメールをチェックしないなどの工夫を凝らしましょう。

自分の限界を把握する

心身ともに自分のキャパシティや限界を把握ことも重要です。自分の能力や体力には限りがあることを認識し、無理のない範囲で仕事を引き受けるといいでしょう。また、完璧主義から脱却し、「できる範囲で十分」という考え方を持つことも大切です。

時には周囲の助けを借りる

周囲のサポートを求めることも有効な予防策です。同僚や上司、家族、友人など、信頼できる人に悩みを打ち明け、アドバイスを求めましょう。一人で抱え込まずに、周囲の支えを借りることで、ストレスを軽減できます。

バーンアウトから回復する方法


ただ細心の注意を払っていても、バーンアウトに陥ってしまう可能性はあります。そんな時は、以下の方法で回復を図りましょう。

十分な休養をとる

バーンアウトに陥ってしまった場合、まずは十分な休養を取ることが大切です。心身の疲れを取るために、数日から数週間の休暇を取ることをおすすめします。この間は、仕事から完全に離れ、自分の時間を過ごすようにしましょう。

専門家のカウンセリングを受ける

専門家に相談することも効果的です。カウンセラーや医師に相談し、適切なアドバイスを受けましょう。バーンアウトの症状が深刻な場合は、投薬治療や休職も検討する必要があります。

セルフケアを実践する

マインドフルネスの実践や健康的な生活習慣(規則正しい食事、運動、睡眠など)を取り入れることで、心身の健康を取り戻すことができます。また、自分の価値観を見直し、仕事以外の生きがいを見つけることも大切です。

職場復帰の際は無理をしない

回復しても職場に復帰する際は、徐々に仕事量を増やしていくことが重要です。無理のないペースで仕事の感覚を取り戻し、自分の体調と相談しながら、徐々に通常の業務に戻っていきましょう。上司や同僚とのコミュニケーションを積極的に取り、サポートを求めることも大切です。

職場におけるバーンアウト対策


バーンアウト対策は従業員個人だけでは限界があります。会社をあげて適切なケアをすることで、従業員のバーンアウトリスクを減らすことにつながるでしょう。ここからは会社としてどのような対策ができるのか解説します。

相談体制を整備する

バーンアウト対策は個人の努力だけでなく、職場や社会全体で取り組む必要があります。特に管理職の方は、部下のメンタルヘルスに気を配り、適切なサポートを提供することが求められます。また、職場での相談体制を整備し、従業員が気軽に相談できる環境を作ることも重要です。

メンタルヘルス教育を実施する

メンタルヘルス教育を実施し、バーンアウトについての理解を深めることも効果的です。バーンアウトの症状や予防法について学ぶことで、従業員は自分自身の状態を把握し、早期に対処できるようになります。また、職場でのオープンなコミュニケーションを促進し、お互いの状況を理解し合える雰囲気を作ることも大切です。

働き方改革を推進する

働き方改革とワークライフバランスの推進も重要な対策です。長時間労働を抑制し、有給休暇の取得を促進するなど、従業員が心身ともに健康的に働ける環境を整備することが求められます。また、柔軟な働き方(在宅勤務、フレックスタイム制など)を導入することで、従業員の多様なニーズに対応し、ワークライフバランスを支援することができます。

適切なストレス管理でバーンアウトを回避しよう


バーンアウトは、現代社会において多くの人が直面する深刻な問題です。バーンアウトを予防するためには、ストレス管理、仕事と私生活のバランス、自己認識、周囲のサポートが重要です。バーンアウトに陥ってしまった場合は、十分な休養、専門家への相談、セルフケアが必要です。また、職場復帰の際は、徐々に仕事量を増やしていきましょう。
 
職場や社会全体でバーンアウト対策に取り組むことも重要です。管理職のサポート、メンタルヘルス教育、オープンなコミュニケーション、働き方改革などを通して、従業員が心身ともに健康的に働ける環境を整備することが求められます。
 
バーンアウトは決して個人の問題ではなく、社会全体で取り組むべき課題です。一人一人が自分自身のメンタルヘルスに関心を持つこと。そして周囲の人々と協力しながら、バーンアウトを予防し、健康的な生活を送ることが大切です。バーンアウトの兆候に早期に気づき適切な対処を行いながら、充実した人生を歩んでください。
 
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