コラム

採用ピッチ資料とは?必要な要素や作成手順、具体的な活用方法まで徹底解説

採用プロセスがデジタル化し、オンライン採用の一般化に伴って重要性が増している採用ピッチ資料。求職者への認知拡大だけではなく、採用マッチング度の向上や採用コストの削減といったメリットがあるため、最近では従来の求人広告以上に詳細で、魅力的な内容で作成することが求められています。本記事ではそんな採用ピッチ資料をつくるにあたり、必要な要素や作成手順、具体的な活用方法について詳しく解説。優秀な人材をより確実に獲得したい方や、より多くの求職者から自社を選んでもらいたい方は、ぜひ参考にしてください。

採用ピッチ資料とは?


企業が求職者に対して自社の魅力を伝えるためのプレゼンテーション資料のことを指します。仕事内容、企業文化、ビジョン、価値観、職場環境、福利厚生、募集職種の概要、求める人物像、選考プロセスなど求職者が知りたい情報を分かりやすく伝えるツールです。

効果的な採用ピッチ資料に必要な要素


では、効果的な採用ピッチ資料を作成する際には、どんな内容を入れたら良いのでしょうか。必要な要素について詳しく見ていきましょう。

企業文化と価値観

まずは企業の文化や価値観について紹介します。企業のミッション、ビジョン、価値観を明らかにすることで、求職者が自身の価値観と企業文化が合致するかどうかを見極めやすくなるでしょう。企業文化や価値感に共感がもてると、求職者にとって魅力的な企業として認識されることになります。

職場環境

職場環境に関する詳細な明記も欠かせません。具体的にはオフィスの様子や働き方のスタイル、社員間のコミュニケーションなどについて描写するようにしましょう。

福利厚生

待遇や福利厚生も、求職者が企業を選ぶ際の重要な要素です。休暇制度、保険、退職金制度、社員旅行や健康支援など、具体的な福利厚生内容について明記しましょう。

募集職種の詳細

募集職種の詳細情報もしっかり提供しましょう。募集する職種が何を目指し、どのようなスキルや経験が必要なのか、またその職種で働くことで得られる経験やスキル向上のチャンスなどについて述べると、求職者が具体的なキャリアパスを描く助けとなります。

成長機会

スキルアップの機会を求める応募者にとって、会社がどのような研修や教育システムをもっているのかも気になる情報のひとつです。具体的な研修内容やキャリアアップの実例について紹介すると良いでしょう。

選考プロセス

選考プロセスについても明示しましょう。面接が何回あるのか、筆記試験やグループディスカッションはあるのかなど、具体的な選考フローを提示することで、応募者が選考の流れについて具体的なイメージをもつことができます。

社員インタビュー

実際に働いている社員の声を取り入れることも効果的です。社員自身の視点から会社の魅力や、日々の業務で感じるやりがいなどを伝えることで、求職者に対してより現実的でリアルなイメージを提供することができます。

採用ピッチ資料の作成手順


採用ピッチ資料を効果的に作成するためには、どのような手順で進めるべきなのでしょうか。具体的なステップについて見ていきましょう。

ステップ1:目的とターゲットの明確化

まずは、資料を作成する基盤となる、採用ピッチ資料を提供する目的とターゲットを明確にすることが大切です。会社として何を達成しようとしているのか、また誰に向けてメッセージを届けるのかを明確にします。

ステップ2:情報収集

次に、ターゲットに関する情報を集めましょう。求職者は何を求めているのか、どんなことに興味があるのか、どんな価値観をもっているのか把握することで、より効果的な資料を作成できます。

ステップ3:資料の構成づくり

情報収集が完了したら、資料の構成について考えましょう。ターゲットについて得た情報をもとに、求職者により魅力的に映るよう、会社の情報をどのように配置し、どのようにつなげていくのかを決めます。

ステップ4:コンテンツの作成

立てた構成に基づき、具体的なコンテンツの作成に取り組みます。言葉遣いに気をつけ、ターゲットに響くメッセージを構築しましょう。訴求したいポイントを明確に伝え、求職者にアクションを起こさせるための説得力をもたせることが大切です。

ステップ5:ビジュアルとデザインの統合

コンテンツが作成できたら、デザインを工夫することも大切です。デザインを工夫することで、文章だけでは伝えることが難しい情報をわかりやすく伝えることができます。必要に応じてラフスケッチからはじめ、グラフィックデザインの専門家と連携するなどして、全体の雰囲気、色彩などが統一されたデザインを目指しましょう。

ステップ6:レビューとフィードバック

資料の初稿ができたら、他のメンバーや第三者からのレビューとフィードバックを受けることも大切です。第三者に確認してもらうことで、自分が見逃してしまっていた間違いや、伝わりにくい点などを指摘してもらえるでしょう。さらに、説明の仕方やアプローチを見直すなど、新たな視点を得られることもあります。

ステップ7:最終確認

フィードバックをもとに修正を行った後は、一度全体を通して確認しましょう。特に、情報の正確さ、理解しやすさ、ビジュアルの統一感、メッセージの伝わり方など、曖昧な部分がないか細かくチェックすることが大切です。

ステップ8:配布準備

採用ピッチ資料が完成した後は、配布の準備です。どのような形式で配布するかを決定し、電子ファイル形式であれば、ファイルのサイズやフォーマット、読み込み速度などを確認します。また、印刷物を配布する場合は、印刷の品質や配布の方法を決定し、配布の準備を整えましょう。

採用ピッチ資料の具体的な活用方法


作成した採用ピッチ資料は具体的にどんなシーンで活用することができるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

採用説明会や転職フェアでの配布

採用説明会や転職フェアなどのイベントは、直接求職者と対話できる貴重な機会です。プレゼンテーションやパネルディスカッションの際に、採用ピッチ資料も併せて配布することで、企業のコンセプトや働く環境を具体的に伝えることができます。

SNSやデジタルマーケティングでの活用

採用ピッチ資料は、SNSやデジタルマーケティングにおいても重要なツールとして活用できます。LinkedInやFacebookなどのプラットフォームで資料を共有すれば、広範囲の求職者にアピールすることができるでしょう。また、資料を元にブログ記事や動画を製作して配信することで、よりリアルな企業像を伝えるという活動にもつなげられます。

社内のトレーニング資料としての活用

社内のリクルーターや人事スタッフのトレーニング資料として活用することも効果的です。企業理解を深め、第三者に企業の魅力を伝えるための良い材料となり、一貫性のある情報を求職者に提供することができます。

成功させるポイント


より魅力的な採用ピッチ資料を作成する上で、欠かせないポイントについても見ていきましょう。

読み手の視点に立っているか

どのように伝えると読み手に魅力が伝わるか、何が求職者の関心を引くのかなど、常に読み手の視点を考慮しながら、資料を作成することが大切です。また、求職者が会社に対して所属意識や誇りを感じられるようなメッセージを盛り込むことも重要です。

わかりやすいデザインか

見た目が整理されていて、情報が一目で分かるデザインにすることで、会社に対する求職者の印象を良くすることができます。フォント選びからカラーまで、細部に渡って工夫することで、より求職者の関心を引くことができるでしょう。

最新情報に更新されているか

採用ピッチ資料は一度作成したら終わりではありません。組織の成長とともに内容は常に変えていくべきです。新たな取り組みや成果を随時追加していくことで、自社のアピール力を持続的に高めていくことができます。

優秀な人材の心をつかむ採用ピッチ資料をつくろう


採用ピッチ資料は、企業の魅力を十分にアピールし、優秀な人材を引きつけるための有効な手段です。正確な情報を効果的に伝え、求職者が働く姿を具体的にイメージしやすくすることで、採用成功への道を開くことができます。本記事で紹介した内容を参考に、自社の採用ピッチ資料作成に取り組み、優秀な人材の獲得につなげてください。
 

【筆者プロフィール】
西山 侑里
1993年群馬県高崎市生まれ。空っ風に鍛えられながら、小中高とバスケットボールを追い続ける部活生活を経て、2012年の大学入学を機に上京。大学卒業後、2016年にリクルートの求人広告代理店に新卒入社。売れない営業時代を乗り越え、営業リーダーを任せられるまでに成長。新規部署の立ち上げメンバーとしてIndeedの運用にも携わる。2022年に夢だったライター職に転職。人材業界での経験を活かして求人原稿の制作から、最近ではコラム記事の制作に挑戦中。X(Twitter)
 

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