コラム

おすすめの転職イベント7選!種類や必要な準備、有効に活用するコツを紹介

転職活動を検討中の方や現在進行中の方の中には、「何からはじめたらいいのか、何をすればいいのかわからない」と感じている方もいらっしゃるでしょう。本記事では、転職活動に悩みを抱える方々に向けて、おすすめの転職イベントについて紹介します。転職活動中の方は、ぜひ参考にしてください。

転職イベントとは

求職者と企業が直接会話や面接を行うことができる場で、通常は会場を設けて実施されます。企業はブースを設け、求職者に自社の魅力や求人情報をアピールします。一方、求職者は多数の企業と接触し、自分に最適な職場を見つけるための情報収集を行います。

転職イベントの目的


転職イベントの主な目的は、求職者と企業のマッチングをスムーズに行うことです。求職者は一度に多くの企業と出会うことができ、複数の面接機会を得られる利点があります。また、企業側も多くの求職者と直接話すことで、応募書類だけでは分からない人柄やスキルを把握することができます。

転職イベントの種類


転職イベントにはどんな種類があるのでしょうか。

合同企業説明会

合同企業説明会は、多くの企業が一堂に会するイベントで、転職希望者にとっては複数の企業と同時に接触できる絶好の機会です。このイベントでは、企業の説明だけでなく、社内の風土や求める人材像についても直接聞くことができます。多くの企業が参加するため、広範な業界や職種に触れることができ、自分の視野を広げる助けになります。

業界特化型イベント

業界特化型イベントは、特定の業界に焦点を当てた説明会やフェアです。たとえば、IT業界や医療業界など特定分野に特化しているため、その業界に強い関心を持っている人には最適です。このようなイベントでは、業界が求めるスキルや最新のトレンドについて詳しく学ぶことができ、より深い理解を得られます。また、同じ志を持つ転職希望者とネットワーキングするチャンスでもあります。

オンライン転職フェア

近年、インターネットを介して企業と直接コミュニケーションを取るオンライン形式の転職イベントも増加しています。ビデオチャット機能を使って企業の担当者と対話することができるほか、セミナーやウェビナーも同時に行われることも。地方在住の方や忙しくて移動が難しい方におすすめです。

個別企業説明会

特定の企業が主催する説明会。企業のビジョンやミッション、具体的な業務内容、職場環境などを深く理解することができるので、「この企業についてもっと知りたい」という方におすすめです。少人数で開催されることが多いため質問しやすく、企業担当者との距離を近づけることができます。

転職イベントに参加する前に準備しておくこと


転職イベントに参加する際には、いくつかの準備が必要です。具体的にどのような準備が必要か、見ていきましょう。

自己分析

転職イベントに参加する前に、まずは自己分析を徹底的に行いましょう。自分の強み、弱み、これまでの職務経験やスキルを整理することで、自分に合った求人企業を見つけやすくなります。また、自分が本当に何を求めているのか、将来どのようなキャリアを築きたいのかを明確にすることも大切です。自己分析を丁寧に行うことで、面接や企業ブースでの会話もスムーズに進めることができます。

企業リサーチ

次に、転職イベントに参加する企業のリサーチを行いましょう。公式Webサイトや求人情報サイト、SNSなどを活用して、企業の理念や求める人材像などを事前に把握しておくことが大切です。また、企業が提供する製品やサービスについても理解しておくと、面接や質疑応答で具体的な質問ができ、印象を良くすることができます。リサーチを通じて、自分に合った企業を見極めることが大切です。

履歴書・職務経歴書の作成

転職イベントでは履歴書や職務経歴書の持参を求められることが多いので、書類を事前にブラッシュアップしておきましょう。特に職務経歴書は、自分のスキルや経験をアピールする重要な書類です。具体的な成果や事例を盛り込むことで、企業に自分の価値を伝えることができます。また、見やすいレイアウトやフォントにも気を配ることで、印象をグッと良くすることができます。

名刺・ポートフォリオの準備

名刺やポートフォリオも事前に準備しておくと良いでしょう。名刺には自分の連絡先だけでなく、職務タイトルや専門分野も明記しておくのがポイント。ポートフォリオは、特にクリエイティブ職や技術職の場合、自己アピールに役立ちます。自分の作品やプロジェクト例をまとめ、企業にその場で見せることができるように準備しておきましょう。

転職イベントを有効に活用するためのコツ


転職イベントを有効に活用するには、どんな行動をとるべきなのでしょうか。

明確な目標設定

転職イベントに参加するにあたって、まずは明確な目標設定が必要です。有意義な時間にするためには、何を目指してそのイベントに参加するのかをはっきりさせることが欠かせません。「新しい業界の知識を深める」「具体的な会社やポジションに関する情報を集める」など、目標が明確であればあるほど、効率的に時間を活用できるでしょう。

時間管理の徹底

転職イベントは限られた時間内で多くの企業との接触を図る場です。効率的に時間を使うためには、イベント前にスケジュールを立てることが大切です。事前にパンフレットや企業一覧をチェックし、特に興味のある企業をピックアップして訪問する順番を決めておきましょう。余裕を持ったスケジュールを組むことで、慌てることなく、しっかりと企業との対話に集中することができます。

自己紹介の準備

転職イベントでの自己紹介は、第一印象を決定づける重要なポイントです。まずは簡潔かつ明確に、あなたの強みや経験を伝えることを心がけましょう。短い時間で企業担当者にあなたの魅力を伝えるため、事前に自己紹介の内容を練習しておくと良いです。例えば、「◯年の経験を持つソフトウェアエンジニア」であることや、「チームリーダーとしてプロジェクト管理に携わってきた」など、具体的な実績を含めると効果的です。

質問の用意

興味のある企業に対して事前にリサーチし、質問を準備しておくことも大切です。「どんなプロジェクトに関わることができますか?」や「社内の雰囲気はどのような感じですか?」など、具体的な質問を投げかけることで、企業に対する興味と熱意をアピールできます。また、質問を通じて自分に合った職場環境かどうかを見極めるための情報収集も欠かせません。

情報の取捨選択

転職イベントには多くの企業ブースが設置されているので、自分にとって本当に重要な情報を見極めることが大切です。予め参加する企業をリストアップし、自分の興味やスキルに合った企業情報を中心に収集しましょう。あまり多くの情報を一度に得ようとすると、混乱してしまうことがありますので、注意が必要です。

イベント後のフォローアップ

イベント終了後に出会った企業の担当者や交流した人に感謝の意を込めたメールやメッセージを送ることで、自分自身を再度アピールすることができます。当日会話した内容や特に興味を持ったポイントをメッセージに含めて連絡することで、好印象を与えられます。転職活動の成功率を高めたい方は、ぜひ実践してください。

おすすめの転職イベント7選


ここからはおすすめの転職イベントをいくつか紹介します。

リクナビNEXT転職フェア

国内最大級の転職情報サイト「リクナビNEXT」が主催する転職イベントです。全国各地で開催され、多くの企業が参加するため、多様な職種や業界の情報を一度に収集することができます。また、面接対策セミナーや履歴書添削などのサポートも充実しているため、転職活動初心者にも優しいイベントです。

doda転職フェア

多くの求人情報を提供する「doda」が開催する転職イベントです。業界や職種別に分かれて開催されることが多いため、自分の希望する職種に特化した情報を得ることができます。さらに、キャリアカウンセリングサービスもあり、プロのアドバイザーからアドバイスを受けることができるのも魅力です。

マイナビ転職フェア

さまざまな業界や企業が参加する大規模な転職イベントで、東京、大阪、名古屋など主要都市で定期的に開催されています。セミナーやワークショップも充実しており、転職のためのノウハウを学ぶことが可能です。

Re就活 転職博

20代や若手向けの転職イベントとして人気です。特に新卒から数年以内の転職を考えている方に向いています。参加企業も若手の採用に積極的なところが多いため、若手歓迎の求人に出会う機会が多いのが特徴です。イベント内ではグループディスカッションやワークショップも行われ、人脈をつくる場としても利用できます。

typeエンジニア転職フェア

大手転職サイト「@type」が主催するエンジニア採用に特化をしたtypeエンジニア転職フェア。企業ブースだけでなく、個別面談が可能なスペースも設置されているため、周りの目を気にすることなくじっくりと会話したい方にもおすすめです。

Daijob Go Global Career Fair 外資系・グルーバル企業合同説明会

外資系企業やグローバル企業が集まる合同企業説明会です。求職者は語学力や留学経験を活かして、採用担当者と直接対話し、キャリア形成に役立つ情報を得ることができます。また、転職活動に役立つセミナーも開催されているため、求職者にとって大変有益なイベントとなっています。

CFN キャリアフォーラム

海外留学経験者やバイリンガルの求職者を対象とした大規模な就職・転職イベントです。ボストン、ロサンゼルス、東京、大阪、ロンドンなどで開催され、多くのグローバル企業が参加しています。オンラインイベントも実施されているため、どこからでも参加が可能です。

筆者体験談:勢いだけで参加して成果を得られなかった


筆者も初めての転職活動を行う際、転職イベントに参加したことがあります。しかし、参加企業について事前に情報を調べず、勢いだけで参加してしまったため、特に選考に進みたいと思う企業に出会えず、1日を無駄にしてしまいました。
 

ですから、「目標を設定し、事前準備を行う」ことの重要性を、今この記事を読んでいるみなさんに改めてお伝えしたいと思います。転職イベントでの時間を有意義にするためにも、最低限の目標設定と事前準備を行うことで、転職に対する具体的なイメージがつかめたり、興味を引かれる企業に出会える可能性を高められるでしょう。
 

転職イベントで理想の企業を見つけよう


転職イベントは、多くの企業と直接コミュニケーションを取る絶好の場です。企業の担当者と対話することで、企業の新たな一面を知ったり、自分自身を直接アピールしたりすることができます。また、普段は孤独感を感じがちな転職活動ですが、イベントの参加者とも直接交流することで自分のモチベーションアップもできるでしょう。理想の職場を見つけるための重要なステップとして、転職イベントをぜひ活用してみてください。
 

【筆者プロフィール】
西山 侑里
1993年群馬県高崎市生まれ。空っ風に鍛えられながら、小中高とバスケットボールを追い続ける部活生活を経て、2012年の大学入学を機に上京。大学卒業後、2016年にリクルートの求人広告代理店に新卒入社。売れない営業時代を乗り越え、営業リーダーを任せられるまでに成長。新規部署の立ち上げメンバーとしてIndeedの運用にも携わる。2022年に夢だったライター職に転職。人材業界での経験を活かして求人原稿の制作から、最近ではコラム記事の制作に挑戦中。X(Twitter)
 

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