コラム

「好き」を原動力に未来を描く。クイズプロデューサー・ふくらPが中高生に伝えたいこと

デジタルやAIに関心をもつ中高生に向けて「Life is Tech!」が開催したSummer Camp 2024。国内最大級のプログラムとして延べ59,000人の中高生が参加するこのITキャンプは、夏休み期間中にAI・プログラミング・デジタルアートなどを学ぶ短期集中型のカリキュラムが特徴だ。

横浜国立大学で行われた8日間のプログラムでは、特別ゲストとして東大発の頭脳集団『QuizKnock』のメンバーである、ふくらP氏が登場。クイズプレーヤー、クイズ作家、クイズプロデューサーという多彩な顔をもつふくらP氏の講演に、デジタルの最先端を学ぶ中高生は大きな盛り上がりを見せた。本記事では、当日の講演の一部を紹介する。

イベント登壇者
ふくらP
1993年生まれ。香川県出身。東京工業大学理学部情報科学科中退。小学生の頃から謎解きに親しみ、「第4回謎解き能力検定」で全国9位、「第7回謎解き能力検定」で全国6位の実績をもつ。「日本パズル選手権2019」の第3ラウンド(スプリント)で得点日本1位。Webメディア「QuizKnock」ではライター、NTV「頭脳王」では問題作家を担当。QuizKnockのYouTubeチャンネル発案者。YouTubeチャンネル「QuizKnock」の登録者数は200万人を突破する。

時間をかければ、何者にでもなれる


今日みなさんに一番伝えたいのは、時間をかければ何者にでもなれるということです。今私が取り組んでいるクイズ作家もYouTubeプロデューサーも、すべては「やりたい」気持ちが原点。好奇心があったからこそ、たくさんの練習を重ね、多くのアイデアを生み出すことにつながりました。
 
もう1つ重要なのは「アイデア」。時間をかけて練習することも大切ですが、最初から天才である必要はありません。最初は「ちょっと得意」くらいで十分ですし、苦手意識があっても大丈夫。自分の気持ちと時間を重ねていくことで、やがて何者かへの道を拓くことができます。
 
私も中学生の頃、「絶対にYouTuberになる」と決めていたわけではありません。大学で勉強する傍らでYouTubeを始め、徐々に収益が出てくるようになりました。そして、「これは職業にできる」と感じたときに初めて大学を中退し、YouTuberになったのです。YouTubeがうまくいかなかったら大学を卒業して会社員になる道も視野に入れていました。
 
みなさんもやりたいことがあるなら、たくさんの時間をかけ、アイデアを出し続けて、夢の実現を目指してください。少しでも「やってみたい」と感じることがあるなら、その気持ちを大切に挑戦してほしいと思います。そして、仲間を見つけることも忘れてはいけません。人間一人でできることには限界があります。仲間がいるからこそ、より大きな夢を追いかけることができるのです。
 

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文:VALUE WORKS 湯澤 菜穂
 
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