コラム

第二新卒者の再出発!新たな職場で人間関係を築くテクニック

「何をやるか」より「誰とやるか」が重要と言われるように、職場の人間関係は仕事のモチベーションに大きな影響をおよぼす。どんなにその仕事が好きで、やりたいことだったとしても、職場の人間関係が悪ければ長く続けることはできない。

事実、毎年あらゆるメディアが調査・発表している退職理由ランキングでは「職場の人間関係」が「待遇面の不満」をおさえ上位にランクインしているし、筆者も人間関係を理由に早期退職したことがある。実際、この記事に訪れたあなた自身も、職場の人間関係に悩んだ過去があるのではないだろうか。本記事では「もう次の職場では人間関係に悩みたくない」という方のために、新たな職場でなめらかな人間関係を築くヒントを紹介する。

自己理解を深める

職場での人間関係を築くためには、まず自己理解を深めることが重要だ。自分の強みと弱み、興味・関心、価値観、目標が明確にすることで正確な自己評価につながり、自信を持って新たな人間関係を築くことができるからだ。
 
また自己理解を深めると自分の感情を理解し、管理する能力も高くなる。その結果、ストレスを適切に処理し、対人関係での摩擦を最小限に抑えることにもつながる。さらに、自分の感情や思考を他人に適切に伝えることにもつながるため、健全な対人関係を構築しやすくなる。

自己理解を深める方法


では自己理解を深めるにはどうすればいいのだろうか。代表的な4つの方法を紹介しよう。

自己反省

定期的に自分の行動、感情、考えを振り返り、それらが何から生じているのかを探求する。日記をつける、メンタルヘルスアプリを使うなどの方法がある。

フィードバックの収集

他人からのフィードバックを収集し、自己評価と他者評価の間のギャップを見つける。これにより自分が他人からどのように認識されているかを理解することができる。

パーソナリティテスト

MBTI(マイヤーズ・ブリッグス・タイプ指標)やDISC分析などのパーソナリティテストを利用し、自分自身の性格特性や行動傾向を理解する。

キャリアカウンセリング/コーチング

プロのカウンセラーやコーチと対話し、自己理解を深める。彼らは専門的な視点とテクニックを提供してくれる。

自分の感情や反応を受け入れる

新しい職場で人間関係を築くためには、自分の感情を受け入れることも欠かせない。その理由について解説しよう。

自己認識と感情の理解

自分の感情や反応を理解し受け入れることで、自己認識が深くなる。たとえば、ある特定の状況や人があなたにストレスを感じさせるとしたら、それを認識し受け入れることで、何がその反応を引き起こすのか理解できるようになる。その結果、新たな職場環境に適応し、あらゆる事態に柔軟に対処しやすくなるだろう。

コミュニケーションの改善

自分の感情や反応を認識し受け入れることで、他人とのコミュニケーションも円滑になる。自分が何を感じ、何に反応しているかを正確に表現することで、他人との間で生じる誤解やコンフリクトを避けることができるからだ。

ストレスマネジメント

自分の感情や反応を認識し受け入れることは、ストレスマネジメントにも寄与するはずだ。感情を否定または無視することはストレスを増大させ、パフォーマンスに悪影響をおよぼす可能性がある。感情を認識し、それに対処するための適切な方法を見つけることで、ストレスレベルを管理し、より効果的に仕事に取り組むことができる。

コミュニケーションスキルを磨く


自分を理解し、自分の感情を受け入れることでコミュニケーション力は高まるが、他にも人間関係を円滑にするテクニックがある。いくつか実践的ものを紹介しよう。

アクティブリスニング

相手が話すことに集中し、理解し、フィードバックを提供するテクニック。相手が話しているときは話を遮らず、話が終わった後に理解した内容を要約することで、相手は自分の話が伝わったことを理解することができる。

クリアで簡潔なメッセージ

あなたが伝えたいことを明確、簡潔に伝えるテクニック。長々とした説明よりも、ポイントを絞って伝えることで、相手が理解しやすくなる。

適切なボディランゲージ

非言語的なコミュニケーション。アイコンタクトを保ち、開放的なボディランゲージを使うことで、信頼性と尊敬を示すことができる。

エンパシーを示す

自己開示や共感の表現などで相手の立場や視点を理解し、示すことで、相手との人間関係が築きやすくなる。

フィードバックを受け入れる

他人からのフィードバックを受け入れ、それを活用して自己改善をすることで、相手との信頼関係を築くことができる。あなたからも構造的で建設的なフィードバックを提供すれば、信頼関係はより強固になるだろう。

適切な方法で自己主張する

健全な人間関係を築くためには相手の話を理解するだけではなく、自分の考えやアイデアを伝える自己主張も必要になる。将来的に意思決定を行う立場になった場合はもちろん、自分の権利を保護したり、自分の立場を伝え対人関係の改善する際にも、自己主張は重要な手段となるだろう。では具体的にどう自分の考えを相手に伝えていけばいいのだろうか。
 
例えば、「私は…と感じます」「私は…と考えます」などの”I”メッセージで、わかりにくい表現や長い説明は避け、簡潔かつ明確に伝えたり、適切なタイミングを見つけて自分の意見を伝えることが重要になる。やってはいけないのは、突然他人の話を遮って自己主張をすること。想いが強ければ強いほど、一方的に自分の主張をぶつけたくなってしまうが、それでは相手との関係が壊れてしまうリスクがある。先ほど紹介したコミュニケーションテクニックとあわせて、伝わりやすい方法で自分の主張を丁寧に伝えよう。

適切な境界線を引く

ストレスや過度な要求から自分を守り、仕事とプライベートのバランスを保つためには、自己主張と同様に適切な境界線を引くことも欠かせない。そのためには自分の限界を知り、キャパシティを超えた業務を引き受けないことだ。自分が何を必要とし、何が自分にとって受け入れられないのか。自己反省をしながら、自分を分析してみよう。
 
また、すべてに「はい」と言わないことも、境界線を守るためには必要なスキルだ。自分の能力や時間を超えた要求には、「No」と言う勇気を持とう。 そして、一度設定した境界線は一貫して守り、周囲に自分の境界線を理解してもらう努力をしよう。境界線がブレると、周囲はあなたの境界線を尊重しなくなる可能性がある。

チームに貢献する


どんな職場でも一人で完結できる仕事は多くない。何かわからないことがあるとき、確認しなければいけないことがあるとき、一人の力ではどうにもできないとき、助けてくれるのは周囲の先輩や同僚だ。万が一の場合にも気軽にSOSを出せる状態を維持するためには、日頃からチームに貢献する姿勢が欠かせない。
 
例えば、自分の職務内容、役割を理解し、上司やチームメイトからの指示で疑問や不明点があればすぐに質問しよう。自分の仕事が全体の中でどのように位置付けられているのかを把握することで、より意味ある貢献ができるようになるからだ。また、チームの一員として他のメンバーを尊重し、周囲のアイデアや提案を支持することも重要だ。そして、新しいスキルを学び、既存のスキルを向上させよう。自己啓発に時間とエネルギーを投資することで、新しいチャレンジの成功率が高まるはずだ。

メンタルヘルスを維持する

コミュニケーションや人間関係の構築に気をつけていても、避けては通れないストレスもある。そんな時はメンタルヘルスの管理を意識しよう。
 
例えば、ストレスを引き起こす要素を理解することで、それぞれに対応した対策を立てることが可能になるだろう。効率的な時間管理もまた重要であり、優先順位を設定し、時間を効果的に使うことで、ストレスは軽減される。さらに、短い休憩を設けることで、心と体の両方をリフレッシュすることができる。
 
マインドフルネスの練習もまたストレス管理に有効であり、深呼吸、瞑想、ヨガなどがこれに当たる。そして、適切な睡眠、バランスの良い食事、適度な運動はストレスレベルをコントロールし、ストレスに対するレジリエンスを高める。さらに、ポジティブな思考を促進し、問題解決に向けた視点を持つことも大切である。
 
最後に自分ではどうにもできないほどストレスが高まっている場合は、人事部門、産業医、または信頼できる同僚に相談しよう。周囲のアドバイスやサポートによって、一人ではどうにもならない問題にも解決の糸口が見つかる場合もある。何より人に相談することで、心が楽になるはずだ。

健全な人間関係を築き、いい仕事をしよう


紹介してきた方法はあくまでテクニックであり、実践すれば必ずしも新しい職場で健全な人間関係が築けるとは限らない。どんな職場にも自分と相性が悪い人がいる可能性があるし、そりが合わない人とも上手くやるのが社会人でもある。しかし自分の努力や立ち振る舞い、心の持ちよう次第で、職場の人間関係がスムーズになることも事実である。
 
世の中にはスキルはずば抜けて高いのに人付き合いが苦手で孤立してしまい、評価されず会社を去っていくような人も多い。逆にスキルはなくとも周囲から可愛がられる能力に長けているがゆえに評価されているような人もいる。組織に属する以上、円滑人間関係を築くスキルは欠かせない。一人で成し遂げられることなど、たかがしれている。会社に、顧客に、社会に価値を提供するためには、チームで協力していく必要がある。ぜひ円滑な人間関係を構築し、いい仕事をしてほしい。

自分に合った転職先をお探しの方はこちらをクリック!

IT業界への転職を検討されている方はこちらをクリック!