コラム

Z世代の仕事観とは?特徴や育成方法、定着してもらうためのポイントを解説

もうすぐ新卒社員が入社する春の季節。「Z世代を上手く育成できるのか」と不安に思う人事の方もいるのではないでしょうか。本記事では、Z世代がもつ仕事の価値観について、詳しく解説していきます。パフォーマンスの低下や早期離職につながる可能性を防ぎ、新入社員一人ひとりの可能性を引き出したい方は、ぜひ参考にしてください。

Z世代の特徴


まずは、Z世代の特徴について理解しておきましょう。以下ではZ世代の主な特長についてあげていきます。

将来に対する不安を感じている

Z世代はデジタル技術に精通し、自由な思考を持つ一方で、将来への不安を強く感じている世代といわれています。新型コロナウイルスが生活設計や経済状況に大きな影響を与えたこと、そしてSNSの普及による情報の過多により、不確実性の高い現代社会に対する不安を増幅させています。

現実的で冷めた一面がある

Z世代は現実的で物事を冷静に見る傾向があります。そのため、既存の社会制度や権威に疑問を投げかけ、自己判断で行動することを重視します。多方面からの情報に触れる一方で、自分自身の価値観を大切にする傾向があります。

あいまいさを嫌う

インターネットの普及により情報が瞬時に手に入る現代の背景から、あいまいな情報を避け、明確な情報や約束を好む傾向にあります。特に現在のようにオンライン情報が豊富な時代では、コミュニケーションを発展させるためにも、明確で正確な情報提供がされることを重要視しています。

想像力の豊かさ

Z世代は現実的で冷静な一面をもちつつも、想像力に富んでいるという特徴もあります。実際にInstagramやTikTokなどのプラットフォームを駆使して、自分の世界観や価値観をクリエイティブに表現し、発信していることからも、現実を超えた理想の世界を描き出し、その理想を現実に引き寄せようとする強い意志があることがわかります。

Z世代がもつ仕事観とは


上述したような特徴をもつZ世代は、仕事観も以前までの世代とは大きく異なる傾向があります。では、具体的にどんな違いがあるのでしょうか。

ワークライフバランスを重視

Z世代は仕事と生活のバランスを重視しています。24時間働くというスタイルではなく、プライベートな時間を大切にしながらも、仕事に対する責任はしっかりと果たすという考え方があります。

テクノロジーの活用

生まれた時からスマートフォンやインターネットと共に生きてきた世代であるため、テクノロジーの使用に抵抗がなく、仕事においてもテクノロジーの活用を積極的に進めます。リモートワークやテレワークもスムーズに実施でき、場所にとらわれない働き方を好む特徴があります。

ダイバーシティを尊重

Z世代は、人種、性別、宗教、年齢、セクシュアリティなど、各種の多様性を尊重します。自身のアイデンティティを大切にし、他者のそれを理解し尊重する傾向にあります。そのため、ダイバーシティに対して開かれた職場環境を好みます。

社会的な問題への意識

環境問題や社会問題に対しての意識がとても高く、企業のビジョンや倫理観を重視します。そのため、仕事を通じて社会貢献をすることにも価値を見いだす傾向があります。

柔軟な考え方

Z世代は変化に対して柔軟に対応する姿勢があります。新たなことに挑戦し、変化に適応することを好むため、固定的なマインドセットではなく、変化を楽しみながら成長していく姿勢が特徴としてあげられます。そのため、企業には新しいことに対して挑戦し続ける環境を提供することが求められます。

Z世代を育成する方法


他の世代とは異なる仕事観をもつZ世代の新入社員を、育成するにはどうしたら良いのでしょうか。

会社の価値観や目的を明確に伝える

新入社員研修や日々のコミュニケーションを通じて、会社が大切にしている価値観や目指すべき方向性を共有しましょう。経営理念や行動指針を丁寧に説明し、新入社員の理解を促すことが求められます。

会社の価値観を体現する先輩社員との関わり

新入社員にとって、先輩社員は身近なロールモデルとなります。仕事に対する姿勢や考え方を示すことで、新入社員に望ましい仕事観を伝えることができます。また、先輩社員は新入社員の相談に乗り、適切なアドバイスを与える存在でもあります。仕事の進め方や組織の ルールについて丁寧に教えながら、新入社員が抱える悩みに耳を傾け、解決に向けて支援することが重要です。

仕事の意義や目的を理解させる

新入社員に任せる仕事の背景や位置づけを説明し、会社や社会に与える影響を実感させましょう。自分の仕事が組織の目標達成にどのように貢献しているのかを理解することで、新入社員は仕事に対する意欲を高めることができます。

挑戦の機会を与える

難易度の高い仕事にチャレンジさせ、成功体験を積ませることで、仕事に対する自信をもたせることができます。上司や先輩社員がサポートすることで、新入社員は安心して挑戦することができるでしょう。

適切なフィードバックとコーチング

新入社員の仕事ぶりを観察し、良い点は褒め、改善点は具体的にアドバイスします。定期的な面談を行い、仕事観について話し合う機会を設けることも効果的です。

組織をあげて取り組む

新入社員に望ましい仕事観を身につけさせるためには、組織をあげての取り組みが求められます。経営層、人事部門、現場の管理職が連携し、一貫したメッセージを発信することが重要です。新入社員の成長を支援する企業文化を醸成することで、持続的な発展につなげることができるでしょう。

Z世代を定着させるためのポイント


Z世代の新入社員を定着させるためには、どのような取り組みを行ったら良いのでしょうか。

デジタル化を進める

Z世代はスマートフォンやインターネットが日常的に利用される環境で育ってきたため、デジタル技術への理解と適用能力がとても高いです。そのため、業務のデジタル化を積極的に進めることで彼らの能力を最大限に引き出せるでしょう。

多様性を尊重する

多様性を尊重する価値観を持っています。異なる背景をもつ人々が共に働き、お互いに学び合う職場環境をつくることで、Z世代の新入社員の満足度を高め、長期的な雇用につなげることができるでしょう。

自己実現を重視する

Z世代は自己実現を重視する傾向にあります。職場での個々の成長やスキルの向上、業務の成果に対する認定が欠かせないと感じているため、働くことの意義を明確にすることが重要です。個々の能力や才能を最大限に活用して、自信を持って業務に取り組めるようにすることが求められます。

フレキシブルな働き方を実現する

新型コロナウイルス感染症の影響でリモートワークが普及したことにより、Z世代は自宅でも働けることを前提として考えることが多くなりました。そのため、フレキシブルな働き方を尊重し、実現することが新型コロナウイルス感染症に対する対策としても効果的です。

社会的な意識を持つ

Z世代は社会問題についての関心が高く、企業が社会貢献を行うことを期待しています。企業自身が社会的な課題解決に取り組み、その取り組みを社員に対して明確に伝えることは大切です。

Z世代と共に成長する企業へ


Z世代はフレキシブルな働き方、技術の活用、多様性の尊重、持続可能性への関心といった仕事観を重視する傾向にあります。彼らの仕事観を理解し、受け入れることは、会社の成長と働き方改革に直結するため、苦手意識をもたずに価値観を受け止め、サポートする姿勢を示すことが重要です。Z世代と寄り添い、共に成長することで、企業はより革新的で柔軟な組織へと進化できるでしょう。
 

【筆者プロフィール】
西山 侑里
1993年群馬県高崎市生まれ。空っ風に鍛えられながら、小中高とバスケットボールを追い続ける部活生活を経て、2012年の大学入学を機に上京。大学卒業後、2016年にリクルートの求人広告代理店に新卒入社。売れない営業時代を乗り越え、営業リーダーを任せられるまでに成長。新規部署の立ち上げメンバーとしてIndeedの運用にも携わる。2022年に夢だったライター職に転職。人材業界での経験を活かして求人原稿の制作から、最近ではコラム記事の制作に挑戦中。X(Twitter)
 

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