• 求人
  • 2023.05.01

大手企業の安定を捨て、”ゼロからイチ”を生み出せるスタートアップへ。チャレンジできる環境で見つけたやりがい | サムライト株式会社

デジタル化が急速に進むことにより顧客との接点も多様化する昨今。SNSや動画共有サービスといった新たなチャネルの他、スマートフォンやタブレットなどの複数のデバイスが登場した結果、デジタルマーケティング戦略は複雑化する一方だ。特に日本では、人材やリソース、予算の不足などによってデジタルマーケティング推進への遅れが指摘されている。

そのような状況の中、設立当初には「広告を情報に変える」というミッションを掲げ、2013年、コンテンツマーケティングをメインに支援するMEDIA MARKETING COMPANYとして誕生したサムライト株式会社。設立10年目を迎える2023年現在、「コンテンツを信じる。メディアを進める。人を彩る。」とミッション・ビジョンを掲げ「オウンドメディア領域」と「ソーシャルメディア領域」を軸に、Web広告・プロモーションなどの運用サポートもし、500社以上支援実績を誇っている。また、自社メディアも複数あり、多岐にわたり事業を手がけている。

そんなサムライトが目指してきたのは「新しい働き方を育む」こと。例えば、コロナ禍以前からいち早くリモートワークを導入。時短勤務や週4以下勤務など、ユニークな働き方の選択ができる。

従業員の働く環境づくりに注力してきた同社には大手企業から転職してきた社員も多い。現在メディアマーケティング1局でマネージャーを務める北澤孝祐さんもその一人だ。彼は大手SIerのセールスを4年ほど担当した後に、2019年2月にサムライトにジョイン。2020年10月から最速でマネージャーに就任し、あらゆる企業のマーケティングを支援している。なぜ北澤さんは大手の安定を捨て、ベンチャーであるサムライトに転職したのか。原動力や環境の変化を聞いた。


【プロフィール】
北澤孝祐(きたざわ・こうすけ)
1992年生まれ。長野県出身。大学卒業後、大手システムインテグレーターに就職。大手航空会社向けのソリューション営業を4年間担当。2019年2月、「ゼロからイチを作れる人材になりたい」と成長を求め、サムライトに入社。ソーシャルメディア領域を中心に新規顧客に対するセールスやプランニングを行い、入社わずか1年半で2020年10月からマネージャーに就任。

“介在価値”を求め、転職を決意


高校時代、長野県の強豪校の野球部に所属していた北澤さん。県大会で準決勝まで進み、新聞記者から取材を受けたことがきっかけで、マスコミを志望するようになった。就活の時に新聞社のワンデイインターンシップに参加した経験が忘れられず、第一志望として新聞記者、ほかにテレビ、出版などマスコミ全般の試験を受けた。
 
「結局、新聞社を受けたものの望んでいた成果は出ず、諦めて方向転換しました。教育系の出版社をはじめITなどほかの業種も受けましたが、結果的に最初に内定をいただいた大手システムインテグレーターに入社を決めました」
 
世の中に残る社会的意義がある仕事をしたいーーという思いも叶えられるだろう。同社が航空会社の予約管理システムなど大きいミッションクリティカルの基幹系システムを手がけていたという背景もあり、「記者と職種は違っても社会的意義も大きく、やりがいはある」と、気持ちを切り替えたそうだ。
 
「はじめに配属されたのは、法人営業の部署でした。航空会社中心の営業担当で、すでに運用をしていた基幹系のシステムを起点とした新しい改修や開発案件の提案をしていく仕事です。基本的には先輩と一緒に動きながら、営業を学びました。転職しようと思ったきっかけは、”自分の介在価値”が感じられなかったからです。クライアントは長く取り引きがある企業で、仕組み化された業務のオペレーションに従っていく仕事も多く、いわば、現状を維持する仕事が多かったんです。プラスアルファの部分を開拓したい、とがんばってみたもののどうしても既存のビジネスの延長線上の提案が中心となってしまう。それよりは自分自身起点となり、ゼロからイチでビジネスを作っていく経験値を積んでいきたい、と思うようになりました」
 
異動を希望することも選択肢にあったが、所属部署は優秀な社員が集まる花形部署。上司や先輩についていけば、会社の中でスキルを高めることもできるはずだった。一方、正当に評価がなされない理不尽さも感じていた。入社時の平均年齢が42歳と高く、「上が詰まっている状況に不安を感じた」という。
 
「もう少し自分の裁量で仕事ができる職場で働きたい、自力で新規事業を開拓していきたい、と考えるようになりました。そのころ、世の中では転職熱が高まっていたんです。NewsPicksが朝刊に出した『さよなら、おっさん。』の広告が話題になった頃で、”おっさん”中心の価値観やシステムで成り立っている大企業は先が見えていた。自分自身でゼロからイチを作っていくべきだ、と背中を押されました」

決め手はゼロイチに挑戦できる社風


転職先のリサーチとしては王道の方法を選び、まずエージェントに登録。ベンチャー、大手企業かかわらず、さまざまな業種に話を聞きに行った。その中で、サムライトに出会う。偶然、同社卒業生のエージェント担当者だったこともあり、説明を受け社風に惹かれた。
 
「前の会社でマーケティングの研修を受けていたので、デジタルマーケティングの分野にも興味を持っていました。自分から仕事を作っていける職種を希望していたので、チャレンジできる環境があることが必須条件。手を挙げればやらせてくれる文化があるサムライトでは、ゼロからイチを作り出せると思い、転職を決めました」
 
サムライトはコンテンツマーケティング、コンサルティング、自社メディアの3事業部を擁するMEDIA MARKETING COMPANY。北澤さんが入社後初めに携わったのが、ソーシャルメディアの業務。ニュースメディアの広告営業だった。
 
「ニュースメディアの広告運用に加えて、FacebookやTwitter広告の運用も行っていました。新規のお客さまを獲得していくために、コーポレートサイトからの問い合わせに対して適切なソリューションを提案する。お客さまから課題を聞いて、適切なサービスや商品を考える。どちらかというとマーケットインのセールスが強かったかと思います」
 
その中で成長を感じた案件は、大手通信会社が提供するスマホアプリのダウンロードを促進するプロモーション。短期で完了する目標値がクライアント側にあり成果を上げていきたいものの、デッドラインに間に合わせることができそうにない。多くの人がかかわっているため、なかなか意志の統一が図れない。社内外をまとめ上げて的確に割り振り、目標の期日までにまとめ上げるプロセスは苦労の連続だった。
 
「入社からまだ日が浅く、勉強中のところ、経験したことのない分野を任せられたので、顧客からも厳しいフィードバックを受け続けました。フロントに立ってチーム内連携をリードするプロジェクト運営が初めてだったので、うまくハンドリングできなかった。人に頼らず、自分ひとりでがんばってしまう悪い癖がでてしまったのです。顧客満足度を上げるために、チーム全体で成果を出していく必要性を痛感しましたね」
 
しかし、課題を抱える社員を親身にサポートする環境がサムライトにはあった。新入社員であろうと新卒であろうと、意欲さえあればクライアントの課題を解決できる提案ができる。やりたいことを伝えやすい、風通しのよい職場であることも身をもって体験した。

経営層との距離の近さ、意思決定のスピード


「転職して一番よかった点は、自ら新しい顧客を開拓できることです。前職では既存のお客様に対してサービスを提供していましたが、今は新しいお客様からオーダーを受けることができるので、ゼロからビジネスを作るという当初の希望が実現できました」
 
チャレンジしたい企画を出したときに、頭から否定するのではなく、実現できる道筋をみんなで立てていく。経営層との距離の近さ、意思決定のスピードも仕事を進めやすいポイントだと北澤さんはいう。
 
「与えられたミッションにコミットし社内の信頼残高を貯めていった人が、やりたいことを実現できる。そんなカルチャーがサムライトには根づいています。ゼロからイチを作りたい、という当初の目標でいえば、多くのお客様に信頼していただき、繋がることができたことで成果を上げることができ、チャンスを与えていただくケースが増えたと思います」
 
事業を発展させていく中で、クライアントの成果に向き合いながら、自分自身で予算やチームを管理し、ビジネスをグロースさせていきたい、と語る北澤さん。どんな仲間とその経験を共有していきたいのだろうか。
 
「この会社での働きやすさはさまざまな面で感じています。たとえば、リモートでも地方在住でもかまいません。自身の生活スタイルに合わせつつ、自分のスキルや成果をのちのちまで残したい、といった野心を持っている方。自分も成長もしていけそうな仲間と仕事ができると、さらにやりがいを感じられると思っています」
 
取材・文:山下 美樹子

会社名 サムライト株式会社
所在地 〒151-0053 東京都渋谷区代々木3-57-6 グランフォーレB1
代表者 代表取締役CEO 池戸 聡
設立 2013年9月
資本金 9,500万円 ※朝日新聞社100%出資
従業員数 88名(2023年4月現在、役員・インターン含む)
BACK BACK