コラム

リワークプログラムとは?休職からの復職を成功させるポイントを紹介

休職からの復職は、誰にとっても不安を伴う大きな挑戦です。長期間職場から離れていたことで、自信を失っている方も多いでしょう。筆者も休職を経験し、「どうやって働けばいいんだっけ…?」と焦ったものです。ですが、この不安を一人で乗り越える必要はありません。リワークプログラムは、休職者の円滑な復職を支援するために設計された専門的な支援制度です。活用することで自分のペースで復職への準備を進め、再び職場で活躍するための力を取り戻すことができます。

本記事ではリワークプログラムの内容や流れ、提供機関、公的支援制度などの情報に加え、不安を払拭し、途中で挫折しないためのコツも紹介します。現在休職中で復帰に不安を感じている方は、ぜひ最後までお読みいただき前向きに復職への道のりを歩んでいただければ幸いです!

リワークプログラムとは

リワークプログラムは、主にメンタルヘルス不調や長期療養等で休職していた人が、円滑に職場復帰できるようにサポートする専門的な支援制度です。プログラムの目的は休職者が自信を取り戻し、再び職場で活躍できるようになることです。リワークプログラムは一人ひとりのニーズに合わせて、きめ細やかな支援を提供できるように設計されています。

リワークプログラムの内容


リワークプログラムでは参加者の状況に応じて、以下のような多様な活動や支援が行われます。

カウンセリングや心理療法による心理的サポート

リワークプログラムの中核となるのが、カウンセリングや心理療法によるサポートです。臨床心理士や精神科医といった専門家が参加者の悩みや不安に耳を傾け、解決に向けたアドバイスを提供します。休職中の経験や復職への思いを自由に語れる場を設けることで、参加者の心理的な安定を図ります。

体調管理や生活リズムの改善に関するアドバイス

復職に向けて、体調管理や規則正しい生活リズムを取り戻すことは大切です。リワークプログラムでは保健師や看護師などの専門家が、参加者の体調や生活習慣をチェックし、改善に向けたアドバイスを行います。適度な運動や睡眠、バランスの取れた食事など、健康的な生活を送るための具体的な方法を学べます。

ストレスマネジメントや問題解決スキルのトレーニング

復職後の職場生活では、様々なストレスに直面することが予想されます。リワークプログラムではストレスに上手に対処するためのスキルを身につけられるよう、トレーニングを行います。ストレス対処法や問題解決のためのステップなど、実践的なテクニックを学ぶことができます。

復職に向けた就労準備や職場適応に関する支援

復職に際しては職務内容の変更や勤務時間の調整など、職場との調整が必要になることがあります。リワークプログラムでは参加者の状況に合わせて、復職に向けた具体的な準備を支援します。また、職場でのコミュニケーションや業務遂行のコツなども学べるため、スムーズな職場適応を目指せます。

社会生活スキルの向上を目指したグループワーク

他の参加者とのグループワークを通じて、社会生活に必要なスキルを磨くことができます。コミュニケーション能力やチームワークスキルなどを、実践的な場面を通して身につけられるのが特徴です。同じ経験を持つ仲間と交流することで、お互いに励まし合える関係性も築けるでしょう。

リワークプログラムの流れ


プログラムの標準的な流れは、以下のようになります。

1. 利用開始前の面談や評価

まず、リワークプログラムの利用を検討している方を対象に面談や評価が行われます。参加者の状況や目標、不安や悩みなどを丁寧にヒアリングし、適切なプログラム内容を設計するための情報を収集します。必要に応じて心理テストなども実施されます。

2. 個別のプログラム内容の設計

面談や評価の結果を踏まえて、参加者一人ひとりに合わせたプログラム内容が設計されます。目標達成に向けたステップや重点的に取り組むべき課題などを明確にし、個別の支援計画を立てます。

3. 定期的な通所によるプログラムの実施

個別のプログラムに基づいて、参加者は定期的に施設に通います。週に2~3回、1回あたり数時間程度のプログラムに参加するのが一般的です。プログラムにはカウンセリングやグループワーク、就労準備トレーニングなどが含まれます。

4. 復職に向けた準備と職場との調整

プログラムが進むにつれて、いよいよ復職に向けた具体的な準備を進めていきます。職場との話し合いを持ち、復帰後の勤務条件や配慮事項などを調整します。

5. 復職後のフォローアップ

プログラム修了後も、一定期間のフォローアップが行われます。復職直後の様子を確認し、必要に応じてアドバイスを行います。安定して働き続けられるように継続的に支援していきます。

リワークプログラムを提供している機関や施設

リワークプログラムは様々な機関や施設で提供されています。代表的なものとしては、以下のようなものがあります。
 
– 医療機関(病院やクリニック)の心療内科やメンタルヘルス科
– 企業の健康管理部門や人事部門
– 地域の就労支援施設や障害者職業センター
– 民間の復職支援サービスを提供する企業
 
それぞれの機関や施設によって、プログラムの内容や特徴は異なります。医療機関では医療的ケアとの連携が取りやすいメリットも。企業の健康管理部門などでは職場の事情に合わせたプログラムが提供され、より職場への復帰をスムーズに行うことができるでしょう。また、地域や民間の支援施設では、幅広い社会資源とのネットワークを生かした柔軟な支援を期待できるでしょう。
 
どこでリワークプログラムを受けるかは、自分のニーズや状況に合った場所を選ぶことが大切です。複数の選択肢を比較検討し、自分に最もふさわしいプログラムを見つけましょう。

リワークプログラムを成功させるコツ


リワークプログラムを最大限に活用し復職を成功させるためには、以下のようなコツが重要です。

目標か課題を明確にする

リワークプログラムに参加する前に、自分の目標や課題を明確にしておくことが大切です。復職に向けて何を達成したいのか、どのような不安や悩みを抱えているのかを整理しましょう。また、プログラムに積極的に取り組む姿勢を持つことも重要です。

不安を感じたら、周囲にサポートを求める

リワークプログラムの中で、思うようにいかないことや不安を感じる場面に直面することもあるでしょう。そんな時は一人で抱え込まずに、周囲のサポートを求めることが大切です。
カウンセラーには心の悩みを打ち明け、医療スタッフには体調管理について相談してみましょう。また、プログラムに参加している仲間同士で情報交換や励まし合いをするのも効果的です。周囲のサポートを上手に活用することで、復職への道のりをより円滑に進めることができるはずです。

自分のペースをでプログラムに取り組む

無理をせず、自分のペースで着実に進んでいくことも大切です。プログラムの内容や進み具合は、参加者一人ひとりの状況に合わせて調整されます。焦らずに、自分の心身の調子と相談しながら、無理のない範囲で取り組んでいきましょう。小さなステップを一つずつクリアしていくことが、結果的に大きな成果につながります。

小さな成功体験を積み重ねる

小さな目標を設定し、それを達成することを意識しましょう。例えば、毎日決まった時間に起床する、規則正しい食事を心がける、運動を継続するなど、具体的な行動目標を立てるのです。目標を達成するたびに、自分を褒めてあげましょう。小さな成功体験を積み重ねることで、自信と自己肯定感を取り戻すことができます。

プログラム修了後も継続して自己管理を行う

学んだことを、プログラム修了後も継続して実践することが大切です。復職してからも、規則正しい生活リズムを維持し、ストレスマネジメントを怠らないようにしましょう。また、定期的に振り返りの時間を設け、自分の状態をチェックすることも大切です。継続的な自己管理を行うことで、安定して働き続けられる土台を作ることができるでしょう。

リワークプログラムに関する支援制度

リワークプログラムを利用する際には、公的な支援制度を活用できる場合があります。例えば、医療機関でのリワークプログラムを受ける際には自立支援医療制度を利用することができます。また施設ごとに交通費や食事代の支給などのサービスを設けていることも多いので、それらも鑑みながら施設を選びましょう。
 
制度や施設ごとのサービスを上手に活用することで、リワークプログラムにかかる費用負担を軽減できる可能性があります。復職への道のりをより円滑に進めるためにも、支援制度の情報収集を怠らないようにしましょう。

自分のペースで復職への道を歩もう


リワークプログラムを活用すれば専門家の支援を受けながら、自分のペースで着実に復職への準備を進めることができます。休職者の方々にとって、自信を取り戻すことのできる有効な手段のひとつになるでしょう。
 
もしも今、あなたが休職中で復職に不安を感じているのなら、ぜひリワークプログラムの利用を検討してみてください。きっと、あなたの復職への一歩を力強く後押ししてくれるはずです!

【筆者プロフィール】
伊藤鮎
2023年VALUE WORKS入社の編集・ライター。前職は約10年間書籍編集者として勤務。趣味はHIPHOPとメタルコアとKPOPと料理とお酒。筆者も休職経験者ですが、復職や転職はとにかく焦らないことが重要です!
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