コラム

無料求人掲載サイトで採用コストを削減!サイトの選び方、デメリット、効果を最大化するポイントを解説

無料求人掲載サイトはうまく運用すれば費用をかけずに応募を集めることができる。1回の掲載で数万円から数十万円の費用がかかる従来の求人広告と比べると抜群の費用対効果があるように思える。しかし、無料ゆえにデメリットがあることも事実だ。また多くのサービスが乱立しているため、「どれを使っていいかわからない」というケースも多い。本記事では無料求人掲載サイトの選び方やデメリットに加え、その効果を最大化するポイントについても解説する。コストをかけずに応募を集めたい採用担当者はぜひ参考にしてほしい。

無料求人掲載サイトの選び方

無料求人掲載サイトを選ぶ際に考慮すべきポイントは以下の通りだ。
 

ターゲット求職者の属性

まず採用したい求職者の属性(年齢層、経験、スキル、職種など)に合った求人掲載サイトを選ぶことが重要だ。サイトによっては特定の業界や職種に特化していることがあるので、ターゲットとなる求職者が利用しているサイトを選ぼう。
 

掲載される仕事の種類や業界

求人サイトには、フリーランスやパートタイム、正社員などの仕事の種類や、IT、医療、製造業などの業界に特化したものが存在する。採用したい求職者が関心を持ちそうな仕事の種類や業界に合った求人サイトを選ぼう。
 

サイトの利用者数や評価

多くの求職者が利用しているサイトであれば、より多くの人に求人情報が届く可能性が高くなる。サイトの評価や口コミを確認することで、求職者に信頼されているかどうかも判断できる。
 

機能性と使いやすさ

求人掲載の手続きが簡単で、応募者管理や連絡機能が充実しているサイトを選ぶと、採用活動がスムーズに進む。求職者にとっても使いやすいサイトであれば、応募意欲も高まるだろう。
 

サポート体制

無料の求人掲載サイトでも、サポート体制が整っている場合がある。トラブルが発生した際に迅速に対応してもらえるサイトを選ぶと安心だ。
 

無料求人掲載サイトのデメリット

無料求人掲載サイトは費用がかからないという大きなメリットがある一方で、デメリットもある。
 

自社の広告が埋もれやすい

求人掲載サイトには多数の求人情報が掲載されているため、自社の求人広告が埋もれてしまう可能性がある。そのため、目立つ広告を作成し、適切なキーワードを設定することが重要になる。
 

応募者の意識が低い可能性がある

無料求人掲載サイトの場合、誰でも簡単に応募できるため、意識の低い応募者が含まれるケースも多い。応募者のスクリーニングや選考が必要になり、人事担当者の負担が増える可能性も否めない。
 

有料プランへの誘導

無料求人掲載サイトでは、有料プランへのアップセルが行われることがある。無料プランでは機能や表示順位が制限されている場合があるため、費用対効果を考慮してプランを選ぼう。
 

プライバシー保護

求人掲載サイトを利用する際は、個人情報の取り扱いに注意が必要だ。サイトによっては、求職者のプライバシー保護が十分でない場合があります。信頼性の高いサイトを選ぶ必要がある。
 

募集期間の制限

無料求人掲載サイトでは、求人広告の掲載期間が制限されることがある。期間が終了すると、再度手続きを行う必要があるので注意が必要だ。
 

無料求人広告の効果を最大化するポイント


採用活動を進めるにあたって、魅力的な求人広告を作成することは、応募者を惹きつけるための重要な要素。自社に入社するメリットを強調し、求人広告を競合他社から際立たせることが応募獲得につながる。
 

1.魅力的なタイトルの設定

まずは、求職者の目を引く魅力的なタイトルを設定しよう。タイトルは、求職者が求人情報をクリックするかどうかを決める重要な要素。具体的な数字や、独自の福利厚生などを盛り込むことで、求職者の関心を引くことができる。
 

2.わかりやすい職務内容と求めるスキルの記載

環境面ばかりアピールされていて、「実際に入社してからどんな仕事をするのかわからない」という求人広告は多い。求職者が自分に合った求人かどうかを判断できるよう、具体的な業務内容や必要なスキルを簡潔に説明しよう。
 

3.企業の魅力をアピールする

福利厚生や社風、成長性など、企業の強みを明確に伝え、企業の魅力をアピールすることで、応募者の興味を引き付ける。
 

4.応募方法を明確に伝える

応募先のメールアドレスや電話番号だけではなく、事前に必要な提出書類の有無や、面接回数、面接方法(対面orオンライン)、採用・内定までの期間を明確に伝え、応募以降のフローを丁寧にわかりやすく伝える。
 

5.定期的な更新

無料求人掲載サイトでは、定期的に求人情報を更新することで、求職者に新鮮な印象を与えることができる。また、求人情報の更新は、サイト内のランキングや検索結果においても上位表示されやすくなるため、効果的と言える。
 

6.求職者からのフィードバックを原稿に反映する

応募者や面接を受けた求職者からのフィードバックを活用し、求人広告の改善に役立てよう。求職者のニーズや疑問点を把握することで、より魅力的な求人広告にブラッシュアップできるはずだ。
 

7.複数の無料掲載求人サイトを利用する

1つの無料求人掲載サイトだけでなく、複数のサイトを活用することで、より多くの求職者にアプローチできる。各サイトの特徴やターゲット層を理解し、効果的な求人広告を展開しよう。
 

無料掲載求人サイトで採用コストを削減しよう

無料の求人情報サイトは、潜在的な転職ニーズをもつ求職者に対し、最も費用対効果の高い方法だ。しかし、これらのサイトを最大限に活用するためには、想定するターゲットに対し、いかに企業の魅力や働くメリットを訴求できるかが鍵となる。
 
これまで人材採用を専門とする企業に任せていた分を人事が担うにあたって、不安を抱える人事もいるかもしれないが、きちんと会社の魅力だしを原稿に落とし込み、採用プロセスを整えることで、企業の経費削減の立役者として活躍することができる。この記事で紹介したヒントを活用することで、ぜひ“お金をかけない採用”を実現してほしい。
 
【筆者プロフィール】
西山 侑里
1993年群馬県高崎市生まれ。空っ風に鍛えられながら、小中高とバスケットボールを追い続ける部活生活を経て、2012年の大学入学を機に上京。大学卒業後、2016年にリクルートの求人広告代理店に新卒入社。売れない営業時代を乗り越え、営業リーダーを任せられるまでに成長。新規部署の立ち上げメンバーとしてIndeedの運用にも携わる。2022年に夢だったライター職に転職。人材業界での経験を活かして求人原稿の制作から、最近ではコラム記事の制作に挑戦中。
 
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